一般的に、出産祝いは出産した後にプレゼントを贈りますが、贈る人の事情を考慮して出産前に渡す場合があります。ただし、贈る際のマナーを守ったり、出産前のプレゼントとして不向きなものを避けたりするなどの配慮が必要です。この記事では、出産前のプレゼントの選び方やおすすめの商品、贈る時期などを解説します。ぜひ参考にしてください。
1.出産前に出産祝いを贈るのはマナー違反?
『出産祝い』は、基本的に出産後に贈るのがマナーです。一般的には、赤ちゃんが生まれた後にプレゼントを贈ります。赤ちゃんが生まれていない時点での贈り物は、先方にプレッシャーを与えてしまう可能性があるため注意が必要です。妊娠出産は、いつなにがあるかわかりません。出産後に出産祝いを贈ったほうが、素直に喜んでもらえるでしょう。出産後に渡せない場合は、先方の都合に配慮して渡しましょう。
2.出産前にプレゼントを贈ってもよいケース
出産前のプレゼントを渡すことで、マナー違反にならないケースがあります。以下で、解説します。
本人からプレゼントをリクエストされている
親戚や友人などで頻繁に連絡を取る間柄であり、先方からプレゼントをリクエストされている場合は渡しても問題ありません。出産前にプレゼントを渡す場合は、事前に先方にプレゼントを贈る旨を確認しておきましょう。抱き枕やブランケット、高品質なマッサージクリームなどのプレゼントは、出産前でも喜ばれるのでおすすめです。
職場を産休で離れる場合
妊婦さんが産休で職場を離れる場合、里帰りをされるなどの理由でちょうど良いタイミングでお渡しできない場合があります。産休に入る前にお渡しする場合は先方に事前のお祝いについて説明しておきましょう。
自身も出産を控えている
自分自身が出産を控えている場合は、先方と長期間会えなくなる可能性が高まります。妊娠している旨や出産の事情などを説明したうえで、プレゼントを渡してもよいかどうかを確認しましょう。
3.出産前のプレゼントの選び方
出産前のプレゼントを選ぶ際は、相手への配慮を優先することが重要です。ここでは、選び方について解説します。
高額なプレゼントを贈らない
高価なプレゼントを贈ると、お返しする際に気を遣わせるため注意が必要です。相手が負担を感じにくい額である3,000円〜10,000円以内でプレゼントにしましょう。職場でお金を集めてプレゼントする場合、1人あたり1,000~5,000円の予算がお勧めです。出産前であることを考慮して、相手にプレッシャーを与える価格のものは避けてください。
妊婦さんをいたわるプレゼントを贈る
出産前のプレゼントは、妊婦さん目線で喜ばれるものを贈ることが重要です。妊婦さんの体をいたわる食べ物や飲み物などの消耗品がおすすめです。妊娠中と育児中どちらでも使えるアイテムを選ぶと、相手への配慮がある贈り物になるでしょう。妊娠中は気分が不安定になりやすいため、メッセージを添えて気持ちを伝えると喜ばれます。
4.出産前のプレゼントに不向きなもの
出産前のプレゼントには不向きなものがあります。以下で、避けた方がよいプレゼントを解説します。
1.安産祈願グッズ
出産前に安産祈願グッズのプレゼントは、出産を強要されている感覚になる場合があります。出産前の女性は肉体的にも精神的にもデリケートな状態です。プレゼントで相手がストレスを感じる場合があるので、プレッシャーを与えるものは避けましょう。 同じく赤ちゃんにしか使えない物を選ぶと、相手にプレッシャーを与えてしまうかもしれません。ご本人のリクエストがない限りは避けましょう。クリームやブランケットなど、大人でも使えるものがおすすめです。
2.アルコールやカフェインが入った飲料
アルコールやカフェインには刺激の強い成分が含まれており、妊婦が飲むと本人や胎児に悪影響を与える可能性があります。出産後の授乳期間は、出産前と同じようにカフェインの摂取が禁止されています。飲料をプレゼントする場合は、ノンカフェインのコーヒーや紅茶などを選ぶと喜ばれるのでおすすめです。
3.香りの強いもの
香りの強いものは、妊婦にはおすすめできません。妊娠中はニオイに敏感になり、つわりで苦しむ可能性が高いため、香りに強く反応する可能性があります。アロマや美容系グッズなどを贈る際は、無香料や控えめな香りのものを選ぶことが重要です。ノンカフェインの飲料を贈る場合も、香りの強いものを避けてプレゼントを選びましょう。
5.出産前のプレゼントを贈る時期
出産前のプレゼントを贈る時期は、安定期以降にしましょう。妊娠初期はつわりで体調が不安定になりやすいためです。妊婦さんの体が安定している時期を選ぶことで、プレゼントを贈ると負担をかけずに済みます。ただし、安定期でも体調を崩している場合があるので、妊婦さんの体を優先してタイミングを見計らいましょう。
6.出産前のプレゼントにお返しする際のマナー
出産前のプレゼントにお返しする際のマナーについて解説します。
お返しをするタイミング
出産前にプレゼントをもらった場合は、出産後の出産内祝いと同じタイミングでお返しをすることがマナーです。プレゼントに対するお礼をする旨と、出産予定日を伝えておく必要があります。お宮参りをする生後1か月ごろまでにお返しをしましょう。最低でも出産後の2か月ごろを目安に、お返しを贈ることが重要です。
お返しの相場
お返しの相場は、贈る相手によって異なります。家族や親戚、目上の方などは3分の1程度の金額でお返しをしましょう。高額な品物に対するお返しでも、3分の1程度の金額のものを渡します。友人や知人にお返しする場合は、半分に相当する額の品物をお返しする「半返し」を行います。職場の同僚にお返しする場合は、小分けになっているお菓子がおすすめです。
縁起の悪いものを避ける
出産前のプレゼントのお返しは、縁起の悪いものを避けてください。弔事で贈られる日本茶は縁起が悪いので、紅茶に変更しましょう。縁を切ることの意味を持つ、ナイフや包丁などの刃物も縁起が悪いので贈ってはなりません。お返しは紅白の蝶結びの「のし」を使って包みます。水引の結び目の上に「内祝い」「出産内祝い」を書き、下には赤ちゃんの名前を書きます。
7.出産前のプレゼントにおすすめの商品4選
出産前のプレゼントにおすすめの商品を紹介します。妊婦さんに喜ばれる贈り物を選ぶ際に、ぜひ参考にしてください。
妊娠期は抱き枕として使える授乳クッション。妊婦さんにとって寝やすい姿勢と言われる「シムスの姿勢」が取りやすくなっています。産後は授乳時の高さ調節のクッションとして使えます。
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産前・産後の身体の変化に合わせて長く使えるスキンケアアイテム。妊娠中から産後のママの身体のお悩みをケアできるアイテムが揃っています。
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妊娠中は膝掛けとして、出産後はベビーのブランケットとして使えるサイズや、大人のシングルベッドサイズのブランケットまで。幅広いサイズのブランケットを取り揃えております。
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ノンカフェインのハーブティーや動物性の食品を使っていないヴィーガンクッキーなどは妊娠中や授乳中に喜ばれます。
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8.まとめ
出産前に出産祝いを贈るのは、なるべく避けましょう。ただし、状況によっては渡しても問題ありません。相手に事情を説明したうえで、マナーに配慮して最適なものを贈りましょう。ベビー用品や香りの強いものを避けて、ノンカフェインの紅茶や妊娠中から使えるクッション、ブランケットなどのプレゼントがおすすめです。
10moisでは、妊娠中も着られるママのお洋服や、ブランケット・スキンケアアイテムなど、妊娠中から使えるマタニティアイテムも豊富に取り扱っています。好きなものを組み合わせて、ラッピングすることができるので、お相手にぴったりの出産祝いギフトをお贈りすることができます。